
ストレスって言われても…
私は、猫のためにいろいろしているのに一体何が悪いのかしら…

人とネコは異なる生き物。いくら考えても、猫目線で考えないと答えは出てきません。
猫にとってのストレス対策についてお話します。
- トイレの環境整備
- 猫が暮らす場所
- 猫との遊び方と悪いことした時の注意点
- 猫の飲み水
- ストレス対策フード&サプリ
1.トイレの環境整備
猫のストレスの話でいきなりトイレの話をするのは、以外かもしれませんが…それくらい猫のトイレって大切です。トイレの環境をより良くすることで、ストレス性膀胱炎が改善される可能性もあります。
以前、【獣医師執筆】猫にとってのストレスサインと対策②で触れましたが、再度猫にとっての良いトイレについて、お話します。
まず、猫が好きなトイレとは…そのヒントが公園にあります。

そう公園の砂場です。今は多くの公園で対策がなされ、猫たちは利用できなくなっていますが、思わず多くの猫たちが使いたくなるのがここなのです。
人でもこっちと…

こっち…

どっちで用をたしたいかというと前者だと思います。しかも、猫たちにとってもトイレは、毎日入る場所です。入りたくないトイレは、なるべく入りたくないではないですか。そのため、嫌なトイレでは、我慢してしまいます。それが膀胱炎の原因となりうるのです。
そこで猫にとって素晴らしいトイレにするために下記の4つのことを意識してみてください
①トイレの大きさとカバー
猫にとっての良いとされるトイレの大きさは、「頭からお尻までの長さ×1.5の幅以上」とされています。そのため、頭からお尻まで40㎝の猫であれば幅が60㎝は欲しい所です。
また、トイレカバーは、人にとっては、猫砂が飛び散りづらくなるため楽ですが、猫的には匂いがこもってしまったりで、それほど居心地は良くないようです。
探してみると、これくらいのサイズ感がいいですね。
②トイレの数と場所
トイレの数は、「猫の数+1」がいいとされています。そのため、猫が2匹の場合は、3つは必要です。
また、トイレを設置する場所は、下記の点を注意しましょう。
- 人通りが少なく、静か(リビングや洗濯機の横などは×)
- 真っ暗にはならない(ある程度明かりがないと嫌みたいです)
- ほどよく通気性がいい(臭いがこもるところは嫌、でも風がひゅーひゅーするのも嫌)
- 休息場所から遠すぎない(遠いとこめんどい)
③猫砂の種類と量
猫のトイレ用の砂には、鉱物系、紙系、植物系に分けられます。猫によってこの中で好みがあるとのことですが、とある実験では一番人気は鉱物系とのことです。自分のおうちの子の好みがわからないときは、いくつか並べて試してみましょう。また、他にもなるべく粒は細く、固まるタイプがいいというデータもあります。
鉱物系
紙系
植物系

そして、トイレに入れる猫砂の量は、猫が砂をしっかり掻いてもそこが見えない程度には入れてあげましょう。少ない量は嫌いなようです。
④猫のトイレの掃除と洗い方
猫も汚いトイレは嫌いです。砂は、固まった部分や汚れた部分は、その都度捨てて補充してあげましょう。また、月に1度は全交換しましょう。
洗い方は、基本的には熱湯消毒が良いとはされます。洗剤を使うとその臭いを気にする子がいるとのことです。
2.猫が暮らす場所
猫は、寝る子です。一日大半を寝たり、だらだらと休息して過ごしています。そのため、猫が普段暮らす場所がストレスフルな場所ではいけません。そのため、できるだけリラックスできる環境作りをしてあげましょう。猫が好む場所の特徴としては、
- 登れる高い場所
- 適度に暗い、隠れられる場所
- 程よく温かい場所
- 同居と仲が悪い場合、完全別部屋
となります。もちろん、猫によって好みがありますし、気分で場所を変えますが、このようなところを一つは用意してあげましょう。また、ベットは、柔らかいところがいいみたいです。人と一緒ですね!そのため、キャットタワーは、一つは必須かもしれません。

長くなるので2部構成!
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