【獣医の日常】Day7:11月

獣医の日常

動物病院のお仕事は、とっても波があります。

暇な時期は、暇になり…

忙しいときは、とっても忙しいです…

また、不思議なことにあんまり見ないような疾患が同じ時期に固まったり、

なぜか同じ犬種が同じ日に固まったりします。

そして、11月は暇な時期です(※注:病院によるかも)。

こんな時期は、セミナーを聞いたり、たまった定期購読の雑誌(病気の)、事務作業したり、院内を清掃したりしています。

奇跡的に入院もホテルもいない休みの日は、家族を連れて旅行などを目論見ます

といっても、いつ急患が入るかわからんので、基本近場で、予約も休みが確定してからになるので、いいとことかは選べませんが…

うちの病院は、獣医師が私一人のため、私はなかなか休めませんが、ここに勤務医さんがいれば、その人に任せてお休みを取ることもできます。

でも、なかなか自分のところに合う勤務医さんを探すのは大変なんです。

獣医さんは、自分の経験的にはこれらのタイプの人がいます。

①患者さんを診る獣医師

②病気を見るのが好きな獣医師

③仕事としてこなしている獣医師

とかです。

①は、私の理想とする獣医師です。病気の子だけでなく、その子のご家族の気持ちに寄り添う獣医師です。

②は、病気に興味があり、その病気がどんなものか、どうすれば治るかを主に考えている獣医師です。一見いい獣医のように見えますが、あくまでも主体がその子でも、その子の家族でもなく、病気を見ているので、その治療には、寄り添う気持ちにかけます。それでも、治ればいいでしょうけどもね…このタイプの獣医さんは、よく見ます。

③は、あくまでも仕事としてこなしている獣医師です。無理しないで、たんたんと仕事としての獣医業をこなします。そこには、病気の子への気持ちも病気に対する関心もないです。

自分の病院に②や③の人は勤めては、欲しくないでしょう。でも、なかなか①の先生がうまく勤務医として来てくれることは少ないです。①のような人は、その気持ちを十分に生かすために多くが開業したり、自然とレベルの高い医療に向かっていくので、小さい個人病院にあえて就職しようとはしないんです。

なので、運よく①の先生が現れるまでは、一人で頑張ろうと思います。

【獣医の日常】No8:元旦

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