【獣医師執筆】猫に多いストレス性(特発性)膀胱炎の原因とその治療法②

病気について

そうなのね、うちの子ストレス性膀胱炎なのね

辛そうなんだけど何か治療法はあるの?

ということで、猫のストレス性膀胱炎の治療についてお話します

  1. 原因の特定と除外
  2. 病院での治療法

1.原因の特定と除外

①でも述べましたが、このストレス性膀胱炎の原因は、ストレスです。そのため、その原因となっているストレスを見つけ、なくしてあげることが根本的な治療となります。

しかし、多くの場合は、その原因がわからない、もしくは、わかっても対処ができない場合が多々あります。子供ができたとか、ひっこしとか、避けようも対処しようもありませんね。そのため、残念ながらこの病気は、根治はとても難しい病気です。そして、再発率も高い難治性の病気となります。

それでも、根本的な対処ができなくとも、環境の改善や後に述べる対策グッズなどを用いて、緩和することができるかもしれません。あきらめずに対処していきましょう!

2.病院での治療法

この病気に対して病院では、よく下記の二つの治療が以前からなされています。

①抗生剤

尿検査ができなかった場合、細菌性の可能性を考慮し、診断的治療として出したり、顕微鏡で細菌が見えなくても、いくらかの割合で細菌がいることもあるので出すケースが多いです。

②消炎止血剤

出血に対して、止血の意味合いで出したり、消炎効果を狙って出すことがあります。

③鎮痛剤

しかし、上記の治療については、現在ストレス性膀胱炎の場合には、治療効果はないとされています。多くのストレス性膀胱炎の場合は、数日で自然に良くなっていくケースがほとんどのため、薬がなしでも治ります。ですが、痛みから食欲が落ちたり、元気がないようであれば鎮痛剤の投与は推奨されています。診断でストレスの原因となりうる慢性痛を伴う疾患が見つかるようであれば、より長期的にその治療を行います。

それじゃ血尿出ても、元気食欲あれば病院に連れていかなくてもいいのかしら?

病院連れていくのもストレスですよね?

そこが難しいところ!

ストレス性の膀胱炎においては、上記の治療がなされますが、ご自宅でその子がストレス性の膀胱炎で血尿しているのか、それとも別の原因でしているのかを判別することができません。膀胱炎と思っていたら、実は尿路閉塞でおしっこが出ない状態になっており、命に関わる問題になってしまうかもしれません。

そのため、血尿や頻尿などの症状が出た場合、一度かかりつけの動物病院に連絡し、様子を見るのか連れていくべきかを相談してみましょう。

④サプリメント

グランベリー抽出物を含むサプリを与えることで、尿の出が改善するというサプリはあります。試してみるのもいいでしょう。

【獣医師執筆】猫のストレス徹底対策!猫に幸せな生活を送ってもらうため5つの方法(前編)

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